新潟県上越市
「どんどの池」
名称 | どんどの池 (別名:弁天池) |
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よみがな | どんどのいけ |
住所 | 新潟県上越市大潟区九戸浜 →【地図とアクセス方法】 |
概要
どんどの池は、新潟県上越市大潟区九戸浜にある湧水池です。
池の敷地内には鳥居があり、昔から神聖な場所として大切にされてきました。
池は4つに分かれており、それぞれ「水源池」「飲料水池」「野菜洗い池」「洗濯池」と呼ばれています。
かつては味噌・醤油の醸造や廻船業を営んでいた小林家の敷地内にある「どんどの石井戸」にも水を供給していました(現在は水道整備がされた為、水はひかれていません。)
水質は良好で、「新潟県の名水」に選定されています。
毎年7月2日には地元で簡単な祭りが行われています。
水質
- pH : 7.5
- 硬度 : 20mg/L
- 噴水量 : 0.5L/秒
- 水温 : 14℃
参照 : 【上越妙高百景】どんどの池・石井戸(新潟県上越市大潟区) - YouTube
歴史・伝承
どんどの池は、江戸時代には「弁天池」と呼ばれていました。
その名の由来は、池の中央に祀られている弁天社にちなみます。
弁天社は、海上安全や商売繁盛の神として信仰されてきました。
因みに「どんどの池」の名称は、「どんどん水が湧き出る」ということで、その名がつけられたと考えられています。
周囲の環境
どんどの池は、日本海に面した九戸浜地区にあります。
九戸浜は、海岸線が約3kmにわたって続く美しい海水浴場で夏には多くの観光客で賑わいます。
また、九戸浜から少し南に行くと「恋人の聖地・鵜の浜温泉海岸」というスポットがあります。
ここでは、夕日を見ながらベンチに座ってロマンチックな時間を過ごすことができます。
クチコミ
- 「静かで落ち着く場所です。水もきれいで冷たくて気持ちいいです。弁天社も風情があります」(40代男性)
- 「子供と一緒に行きました。昔の人の暮らしを感じることが出来、なんだか懐かしく感じられました。」(30代女性)
- 「九戸浜海水浴場に行ったついでに寄りました。海とは対照的な緑豊かな景色が広がっていました。水も透明で美しかったです」(50代女性)
周辺の観光スポットなどの有名な場所
- 鵜の浜海水浴場 : 日本海に面した美しい砂浜。夏は海水浴客で賑わう。(車で約2分)
- 恋人の聖地・鵜の浜温泉海岸 : 夕日を見ながらベンチに座れるロマンチックなスポット。(車で約5分)
- 汐彩の湯みかく : 鵜の浜温泉にあるホテル。新鮮な海の幸を味わえる。(車で約5分)
- 仏足石 : 鎌倉時代に彫られたとされる仏足、舎利塔、仏手華判がある覆堂。(車で約15分)
- 大出口泉水 : 新潟県指定天然記念物の湧水。霊験あらたかと言われる。(車で約20分)
〈看板内容〉
どんどの池
どんどの池の発見者は、小林六左衛門と言われています。
小林家は、江戸時代の万治3年(1660年)、宿場町として潟町ができた時の45戸中の一戸です。
この六左衛門が九戸浜から潟町へ行く急坂の下から、こんこんと湧き出る泉を見つけました。
六左衛門は味噌・醤油の醸造を始めましたが、この清水が大きく役立ったに違いありません。
後に事業の成功とともに数隻の船を求め、事業の拡大を図りました。
「どんどの池」の名称は、どんどん水が湧き出るということで、後にその名が付けられた思われます。
四つの小さな池のうち、一つは飲料水として「どんどの石戸」まで土管で引かれ、昭和30年に簡易水道ができるまで、九戸浜・潟町三区の人々に利用されてきました。他の二つの池は野菜洗い池、洗濯池として現在も使われています。
そしてこの池の持ち主、管理は九戸浜町内会となっています。
地図とアクセス方法
アクセス方法
■車
北陸自動車道「大潟SIC」から県道上越・頚城・大潟線~国道8号線~県道犀潟・柿崎線九戸浜付近まで約15分。
■電車
JR信越本線「潟町駅」から徒歩約10分。
■バス
上越市コミュニティバス「九戸浜」停留所から徒歩約2分。