兵庫県多可郡多可町
「松か井の水」
名称 | 松か井の水 (別名:落葉清水) |
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よみがな | まつかいのみず |
住所 | 兵庫県多可郡多可町加美区奥荒田 →【地図とアクセス方法】 |
概要
松か井の水は、兵庫県多可郡多可町加美区奥荒田の高坂峠近くから出る湧き水です。
室町時代には赤松義村が定めた「播磨十水」のひとつとされ、峠越えの旅人がこの水で命を救われたと云われています。
「東はりま 加古川水の新百景」や「平成の名水百選」に選ばれており、歴史と自然の豊かさを感じることができます。
また、兵庫県道8号加美宍粟線沿いに「新松か井の水公園」が整備され、ここからも水を汲み事ができます。
新松か井の水公園は、駐車場やトイレも完備しているので、こちらの方が水を汲みやすいと思います。
歴史・伝承
松か井の水は、室町時代末期に赤松義村が定めた播磨十水のひとつとされています。
播磨十水とは、播磨国(現在の兵庫県西部)にある名水のことで、赤松氏が戦国時代に活躍した際に重要な役割を果たしたと言われています。
その中でも「松か井の水(旧名:落葉清水)」は、高坂峠を越える旅人や兵士が生き倒れた時にこの水を飲んで回復したという言い伝えがあります。
1957年(昭和32年)に林道工事が行われた際に土砂に埋まってしまい、所在不明となってしまいましたが、1987年(昭和62年)に治山工事を行っていた作業員が偶然発見しました。
地元住民や有志団体が協力して清掃や整備を行い、再び多くの人々に親しまれるようになりました。
周囲の環境
「松か井の水」は、山間部にある湧き水で周囲は木々や草花に囲まれています。
自然豊かな景色を眺めながら、清涼感あふれる水を楽しむことができます。
また、近くには小さな滝や池もあり、四季折々の風情を感じることができます。
春には桜やツツジが咲き誇り、夏には新緑やホタルが美しく、秋には紅葉が色づき、冬には雪景色が見られます。
クチコミ
- 「水がとてもおいしいです。冷やして飲むとさらに美味しく感じます。水道水とは全然違いますね。」(40代女性)
- 「この水でご飯を炊いたら、ふっくらとして甘みがありました。お茶やコーヒーにも合います。時間帯によっては水を汲む人で混雑することもあります。」(50代女性)
- 「この水は体に良いと聞いて大阪から来ました。ポリタンクで汲んで帰りました。」(60代男性)
周辺の観光スポットなどの有名な場所
- 金蔵寺 : 兵庫県多可町加美区的場にある臨済宗妙心寺派の寺院。国宝の木造阿弥陀如来坐像や重要文化財の木造十一面観音立像など、貴重な仏像を多数所蔵しています。(車で約10分)
- ラベンダーパーク多可 : 兵庫県多可町加美区轟にあるラベンダー畑。6月下旬から7月上旬にかけてラベンダーが見頃になります。園内には喫茶店やレストランもあります。(車で約15分)
- 箸荷いちご・ブルーベリー園 : 兵庫県多可町加美区箸荷にある果樹園。1月から5月まではいちご狩り、6月から9月まではブルーベリー狩りが楽しめます。(車で約15分)
- 西谷公園 : 兵庫県多可町八千代区大和にある公園。里山風景や四季折々の自然を楽しめます。ハイキングコースやキャンプ場などの施設もあります。(車で約20分)
地図とアクセス方法
アクセス方法
■車
神戸方面からは中国自動車道「西宮北インター」から国道176号線を北上し、「加美山崎線」を経由して「松か井の水」まで約40分。
姫路方面からは中国自動車道「山崎インター」から国道373号線を北上し、「加美山崎線」を経由して「松か井の水」まで約30分。
■公共交通機関
JR神戸線「加古川駅」から神姫バス「加美山崎線」に乗り、「松か井の水」バス停で下車。徒歩約10分。
Youtube動画
■ みっこM ■ ここ知っとぉ 兵庫 ■ ぱちょTV参考ページ
平成の名水百選
参考サイト
Wikipedia
「松か井の水」近隣の湧水スポット
名称 | 住所 | 距離 |
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千ヶ峰南山名水 | 兵庫県神崎郡神河町.. | 3.4km |
南山の水 | 兵庫県神崎郡神河町.. | 3.4km |
熊野神水 | 兵庫県神崎郡神河町.. | 4km |
越知ヶ峰名水 | 兵庫県神崎郡神河町.. | 5.7km |
※ 湧水のスポットはピンポイントの場所ではない場合もあるので、距離は参考程度の目安です。