湧水

新潟県長岡市
「縄文雪つららの水」

名称都県選定水
縄文雪つららの水
よみがなじょうもんゆきつららのみず
住所
新潟県長岡市脇野町2015
 株式会社まるや君が代 跡地前
Tags:#炭酸水
※「新潟県の名水」に選定されています。

概要

「縄文雪つららの水」は、新潟県長岡市脇野町にある名水です。
三島台地のほぼ中央に位置する千石原遺跡から東方に湧き出ています。
千石原遺跡は、縄文時代の火焔型土器が発掘されたことで知られる遺跡で、縄文雪つららの水はその名の由来となっています。
この水は、縄文の昔から現代に至るまで人々の渇きを癒し、また、地域住民が大切に保全してきた非常に軟らかな湧き水です。
新潟県の名水に指定されており、「麺工房まるや 君が代」の庭先に水汲み場があります。
「麺工房まるや 君が代」では、この水を原料水として手打ちうどんやそうめんを製造しています。

水質

縄文雪つららの水は、硬度が約30mg/Lと非常に軟らかい水です。
pHは約7.2で中性です。無色透明で清涼感のある味わいで鉄分やカルシウムなどのミネラル分も含まれています。

歴史・伝承

縄文雪つららの水は、千石原遺跡と深い関係があります。
千石原遺跡は、約5000年前の縄文時代中期から後期にかけて栄えた集落跡で、火焔型土器や土偶などが出土しています。
火焔型土器は、炎をイメージしたような波打つような装飾が施された土器で、祭祀や儀礼に使われたと考えられています。
千石原遺跡から湧き出るこの水は、その昔、火焔型土器を作った人々や神々に捧げられたという伝承があります。
また、この水は冬でも凍らないことから、「雪つらら」と呼ばれるようになりました。

周辺の環境

縄文雪つららの水は、三島台地と呼ばれる標高約200mの台地上にあります。
三島台地は、新潟県内でも有数の豊かな自然と歴史を持つ地域で、棚田や里山風景が広がります。
また、三島大社や長岡市三島郷土資料館などの歴史的な施設もあります。

近隣には、千石原遺跡、麺喰い処「つるりん房」、中川酒造(越乃白雁)。

クチコミ

  • この水を使ったうどんやそうめんは絶品です。コシが強くてツルツルと喉越しも良いです。水もとてもおいしいです。店主さんも気さくで話しやすいです。
  • 火焔型土器が発掘された千石原遺跡に行ったついでに、この水を汲んでみました。水は冷たくてさわやかでした。店の前には火焔型土器のレプリカもありました。歴史と自然を感じることができました。
  • この水は冬でも凍らないということで、雪の中でも水が流れているのを見ることができました。雪つららという名前にふさわしいです。水は軟らかくて飲みやすかったです。
  • この水は酒造りにも使われているそうです。近くにある中川酒造や柳醸造の日本酒は、この水のおかげで美味しいのだと思います。この水を使って自分で日本酒を作ってみたいです。
  • この水は神聖な水だと感じました。火焔型土器を作った人々や神々に捧げられたという伝承があるそうです。この水を飲むと、縄文時代の人々の想いに触れることができるような気がしました。

案内看板

縄文 雪つららの水
此処、越後は三島台地のほぼ中央に稲葉の山といわれる小高い丘陵があり、そこに千石原遺跡とよばれた縄文中期時代の集落跡がはっけんされたのは近年のことであるが、その丘陵がなだらかに東方に落ち込んでゆくあたりに当社は位置し、その庭先には冷たい清水が時を越えてこんこんと湧き続けている。
そして、その清水をいつの頃からか、人は「縄文 雪つららの水」と呼ぶようになり、その水で夏の渇きを癒す一瞬、ふと想いをいにしえびとにはせると、同じ、水辺で縄文びと遭遇することがある…

越後の国 麺工房 君が代 当主敬白

地図とアクセス方法

アクセス方法

■車
関越自動車道 長岡ICから車で約15分 (長岡IC⇒国道8号⇒県道69号経由)
北陸自動車道 長岡北スマートICから車で約10分 (長岡北スマートIC⇒国道352号経由)
■公共交通機関
JR上越線 長岡駅からバスで約30分 (長岡駅⇒新潟交通「三島大社」行きバス⇒「三島大社」下車⇒徒歩約15分)
<最寄りバス停>三島大社

Youtube動画

makoちゃんネル

参考ページ

地方自治体/公式サイト

参考サイト

  • ドーン太とおでかけLOG
  • 「縄文雪つららの水」近隣の湧水スポット

    名称 住所 距離
    鹿島神社の水新潟県長岡市..6.1km
    酒屋の清水新潟県長岡市..7.1km
    太田の清水新潟県見附市..9.7km
    霊泉井戸神新潟県長岡市..10.3km

    ※ 湧水のスポットはピンポイントの場所ではない場合もあるので、距離は参考程度の目安です。