湧水

新潟県妙高市
「黄金清水」

名称都県選定水
黄金清水
よみがなこがねしみず
住所
新潟県妙高市関山
湧水量:約1.5L/分  水温:5.5℃
※「新潟県の名水」に選定されています。

概要

黄金清水(こがねしみず)は、新潟県妙高市にある名水です。
村松街道と呼ばれる古い街道沿いにあり、かつては旅人たちが水を汲んで休憩した場所として知られていました。
周囲は自然豊かな森林公園になっており、ヒメサユリやツツジなどの花が咲きます。
また、近くには妙高山や苗名滝などの観光スポットもあります。
黄金清水は新潟県の名水に指定されています。

水質

黄金清水の水質は以下の通りです。

  • pH : 7.4
  • 硬度 : 60mg/L
  • 噴水量 : 約1.5L/分

pHは中性に近く、硬度は軟水に分類され、水温が5.5度と低く硫酸イオンを含む火山性の水質です。
噴水量は少なめですが、一定しています。

歴史・伝承

黄金清水は、江戸時代から存在する古い湧水です。
村松藩主の堀丹波守が藩領を巡回する際に利用したことから、「丹波街道」とも呼ばれる村松街道の途中にあります。
この街道は五泉市村松から加茂市七谷、旧下田村中浦、鹿熊の各集落を経て、見附市に通じていました。
この街道を往来する人々は、重倉山の麓にある黄金清水で喉を潤し、休息をとりました。
そのため、「殿様清水」「御用清水」とも呼ばれました。
また、この湧水が値千金の涼味であったことから、「黄金清水」という名前がつけられました。

周囲の環境

黄金清水は、中浦ヒメサユリ森林公園内にあります。
この公園は約8haの敷地に広がる自然公園で、ヒメサユリやツツジなどの花が咲き乱れます。
特に6月下旬から7月上旬にかけては、約10万本のヒメサユリが見頃を迎えます。
その他にもカタクリやシャクナゲなどの花も楽しめます。
公園内には遊歩道や展望台も整備されており散策やピクニックに最適です。

周囲の観光スポットなどの有名な場所

  • 妙高山 : 新潟県と長野県にまたがる活火山(標高2,454m)。登山やスキーなどのアウトドアスポーツが楽しめます。
  • 苗名滝 : 妙高山から流れる苗名川の上流にある滝で、落差55m、幅10m。日本の滝百選に選ばれています。
  • 妙高高原温泉 : 妙高山の麓にある温泉地で、標高1,000m以上の高原に点在する宿泊施設があります。源泉は硫黄泉です。
  • 妙高戸隠連山国立公園 : 妙高山や戸隠山などの山々とその周辺の自然を保護する国立公園。豊かな自然や文化財が多くあります。

クチコミ

  • 男性(40代):「水はとてもきれいで、飲むと甘みがありました。ヒメサユリも見事でした。ただ、駐車場が少なくて混んでいました。」
  • 女性(30代):「黄金清水は名前の通り、金色に輝いていました。水は冷たくておいしかったです。周囲は森林公園になっていて、散策も楽しめました。」
  • 男性(20代):「黄金清水は歴史ある湧水で、江戸時代から残っているというのがすごいと思いました。水は透明でさわやかでした。近くに妙高山や苗名滝などの観光スポットもあって一日中楽しめました。」
  • 女性(50代):「黄金清水は自然豊かな場所にあります。水は美味しくて、ペットボトルに入れて持ち帰りました。ヒメサユリの時期に行ったので、花も見られて良かったです。」
  • 男性(60代):「黄金清水は昔から知っている湧水です。水は変わらずおいしいですが、昔はもっと噴水量が多かったような気がします。周囲は整備されていて、花も綺麗ですが、昔の風情は少し失われたかなと思います。」

地図とアクセス方法

アクセス方法

■車

  • 関越自動車道・妙高高原ICから約20分
  • 上信越自動車道・中郷ICから約30分

■電車

  • JR信越本線・妙高駅からタクシーで約15分
  • JR信越本線・直江津駅からバスで約40分

■バス

  • JR信越本線・直江津駅から妙高市コミュニティバス「ふれあい号」で「中浦」下車、徒歩約10分

参考ページ

地方自治体/公式サイト

参考サイト

  • 斐太・歴史の里より
  • 「黄金清水」近隣の湧水スポット

    名称 住所 距離
    宇棚の清水新潟県妙高市..5.4km
    きはだ清水新潟県妙高市..7.5km

    ※ 湧水のスポットはピンポイントの場所ではない場合もあるので、距離は参考程度の目安です。