新潟県妙高市
「きはだ清水」
名称 | きはだ清水 |
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よみがな | きはだしみず |
住所 | 新潟県妙高市関川 笹ヶ峰高原(妙高市大字杉野沢) →【地図とアクセス方法】 |
概要
きはだ清水とは、新潟県妙高市にある名水スポットです。
笹ヶ峰自然休養林内の杉野沢林道沿い、標高1,273メートル地点に湧出しています。
赤尾岳に降り積もった雪が地中からしみ出し、湧き出した清冽な水は、まるでキハダの木の皮のような色をしていることから「きはだ清水」と呼ばれています。
「きはだ清水」は、日本名水百選や新潟県の名水にも選ばれており、多くの人々が訪れています。
水汲み場には、常に水が溢れており、自由に汲むことができます。(トイレや休憩所もあります。)
周囲は自然豊かで、四季折々の景色を楽しむことができます。特に秋は紅葉が美しく、湧水とのコントラストが鮮やかです。
水質
きはだ清水の水質は、非常に良好です。硬度は約10mg/Lと軟水で、口当たりが柔らかくさっぱりとしています。
pHは約7.5と中性で、飲みやすく安全です。
無色透明で無臭無味ですが、冷たくて甘みが感じられます。
ミネラル分も豊富で、カルシウムやマグネシウムなどが含まれています。
歴史・伝承
きはだ清水には、古くから伝わる歴史や伝承があります。
江戸時代には、この地を治めていた関川藩主・牧野氏が愛飲していたと言われています。
また、明治時代には、この地を訪れた岡倉天心が「日本一の名水」と絶賛したとも伝えられています。
また、「龍神伝説」という神秘的な物語もあります。
〈龍神伝説〉
昔この地に住んでいた龍神は、人々に恵みの雨を降らせていましたが、ある日人間の罪悪感に耐えられなくなりました。
そこで龍神は自らの身体を切り裂いて山中に隠れました。その際に流れ出した血がきはだ清水となりました。
周囲の環境
きはだ清水の周囲は、自然環境に恵まれています。
笹ヶ峰自然休養林は、広さ約1,000ヘクタールの森林公園で、杉やブナなどの樹木が茂っています。
また、野生動物や野鳥も多く生息しており、エゾリスやキツネなどを見かけることもあります。
また、きはだ清水から車で約30分ほどの距離には、「苗名滝」という滝もあります。苗名滝は高さ55メートル・幅6メートルの落差があります。
周囲の観光スポット
- 水原のハクチョウ渡来地:阿賀野市にある湖で、冬になると約1万羽のハクチョウが飛来します。ハクチョウの餌やりや観察ができる施設もあります。
- 岩瀬の清水:阿賀野市にある湧水で、日本名水百選に選ばれています。昔から農業用水や飲料水として利用されており、現在も地元の人々に愛されています。
- 三保松原:静岡市清水区にある海岸で、世界文化遺産に登録されています。富士山と松林の景色が美しく、羽衣伝説の舞台としても有名です。
- 久能山東照宮:静岡市駿河区にある神社で、徳川家康を祀っています。国宝に指定された絢爛豪華な社殿や家康の眠る御神廟が見どころです。
地図とアクセス方法
アクセス方法
■車
- 北陸自動車道 妙高高原ICから車で約30分
- 妙高高原ICから国道18号を妙高市方面に進み、妙高市役所前の信号を左折して県道39号に入る
- 県道39号を約10キロメートル進み、笹ヶ峰牧場の看板を右折して杉野沢林道に入る
- 杉野沢林道を約5キロメートル進み、きはだ清水の看板がある水汲み場に到着
■公共交通機関
- JR信越本線 妙高はねうまライン 妙高高原駅からバスで約40分
- 妙高高原駅から上越交通バス笹ヶ峰線に乗り、終点の笹ヶ峰牧場前で下車
- 笹ヶ峰牧場前から徒歩で約30分、またはタクシーで約10分
- 杉野沢林道を進み、きはだ清水の看板がある水汲み場に到着
Youtube動画
■ 動画#1参考ページ
地方自治体/公式サイト
「きはだ清水」近隣の湧水スポット
名称 | 住所 | 距離 |
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宇棚の清水 | 新潟県妙高市.. | 4.7km |
黄金清水 | 新潟県妙高市.. | 7.5km |
雨飾山湧水 | 長野県北安曇郡小谷村.. | 8.6km |
※ 湧水のスポットはピンポイントの場所ではない場合もあるので、距離は参考程度の目安です。