新潟県五泉市
「どっぱら清水」
名称 | どっぱら清水 |
---|---|
よみがな | どっぱらしみず |
住所 | 新潟県五泉市大須郷 →【地図とアクセス方法】 |
概要
どっぱら清水は、新潟県五泉市にある名水スポットです。
五泉市の名峰菅名岳の中腹で、岩の割れ目から豊富な水量が湧き出しています。
水質はほぼ中性~弱アルカリ性の軟水で、新潟県の名水にも選定されています。
周辺はブナやユキツバキなどの豊かな樹林に囲まれ、自然豊かな景観を楽しめます。
毎年1月の寒九の日には、五泉の清酒「菅名岳」の仕込み水を汲む行事が行われ、多くの人々が訪れます。
また、地酒「菅名岳」の仕込み水を汲むイベント「寒九の水汲み」には、県内外から400人を超える参加者が集まる。
「どっぱら清水」は「胴腹清水」と漢字表記される場合もあります。
水質
菅名岳の積雪が地下水となり、長い年月をかけて湧き出しています。
湧出量は毎分約600リットルと豊富で、水温は約10度です。
水質はほぼ中性~弱アルカリ性の軟水で、無色透明でさわやかな味わいです。
五泉市では定期的に水質検査を行っており、安全性も確保されています。
歴史・伝承
どっぱら清水は、昔から「寒九の水汲み」という風習で親しまれてきました。
寒九とは、寒の入りから9日目のことで、1月の中旬頃にあたります。
この日に汲んだ水は腐らないと言われており、五泉の清酒「菅名岳」の仕込み水として使用されています。
また、この日に汲んだ水で顔を洗うと美人になるという言い伝えもあります。
周辺の環境
どっぱら清水は、菅名岳登山口から約1時間ほど歩いたところにあります。
登山道は沢沿いに進み、渡渉ポイントには木製の橋が架けられています。
沿道にはブナやカツラなどの巨木や古木が多く見られます。
どっぱら清水からさらに登ると椿平という広場があり、ここから菅名岳や鳴沢峰などに登ることができます。
周辺は原生林の保護区域に指定されており自然環境が守られています。
周辺の観光スポット
- 岩瀬の清水:五泉市阿賀野市山崎にある湧水スポットです。新潟県の名水にも選定されており、冬には氷柱が見られます。周辺にはスキー場や温泉もあります。
- 菅名岳・大蔵山・白山:どっぱら清水からさらに登ると、標高1,000メートル以上の山々が連なります。菅名岳は新潟百名山の一つで、四季折々の自然を楽しめます。大蔵山は菅名岳と並ぶ五泉市の名峰で、展望台からは阿賀野川や佐渡島が見えます。白山は菅名岳と大蔵山の間にある山で、白い花崗岩が特徴です。
- 五泉市歴史民俗資料館:五泉市中央町にある資料館です。五泉市の歴史や民俗に関する資料を展示しており、江戸時代の町屋や農家なども再現されています。特に、五泉市出身の小説家・井上靖のコーナーは見逃せません。
クチコミ
- どっぱら清水源流まで行ってみました。凄い勢いで水が湧き出していて感動しました。手酌で一口飲んだら美味しかったです。
- 菅名岳登山の途中で寄りました。涼しくて気持ちよく歩けました。沢沿いの登山道は奥入瀬渓流を思い出しました。
- 駐車場手前のイチョウ並木が綺麗でした。黄金色に輝いていました。
- 寒九の日に参加しました。雪道を歩いて汲みに行きましたが、楽しかったです。汲んだ水で仕込んだお酒も美味しかったです。
- 丸山尾根から下りてきました。落ち葉の絨毯がきれいでした。どっぱら清水は少し分かりにくい場所にありました。
地図とアクセス方法
アクセス方法
■車
- 磐越自動車道安田インターチェンジから国道49号線、国道290号線、県道436号線を経由して約25分。
- 大蔵山・菅名岳登山口駐車場に駐車する。駐車場には簡易トイレがある。
■公共交通機関
- JR磐越西線猿和田駅下車、タクシーで約15分。
- 大蔵山・菅名岳登山口駐車場から登山道を歩く。徒歩約1時間10分。
Youtube動画
■ 新潟ニュース NST ■ Shinmovie参考ページ
地方自治体/公式サイト
参考サイト
「どっぱら清水」近隣の湧水スポット
名称 | 住所 | 距離 |
---|---|---|
どばしっこ清水 | 新潟県五泉市.. | 5.8km |
桂清水 | 新潟県東蒲原郡阿賀町.. | 6.6km |
吉清水 | 新潟県五泉市.. | 10.4km |
薬師清水 | 新潟県東蒲原郡阿賀町.. | 10.9km |
薬師の清水 | 新潟県阿賀野市.. | 10.9km |
※ 湧水のスポットはピンポイントの場所ではない場合もあるので、距離は参考程度の目安です。