大阪府交野市
「蟹側の泉」

概要

蟹側の泉(かにがわのいずみ)は、大阪府交野市倉治3丁目にある湧水です。
あの世からのお迎えが来る時に、家の者が桶を持ってくみに来て「末期の水」にしたと伝えられる泉で、この水を最後に安心して息を引き取ることができたと言われています。
また、病気の快復や眼病に効くとされる霊水としても信仰を集めています。

歴史・伝承

蟹側の泉には、古くから「末期の水」という伝承があります。この泉は、あの世から来た使者(死神)が持っている桶と同じ形をしており、死期が近い人はこの泉から水を飲むことで安らかに逝くことができると言われていました。
また、この泉から流れ出る川は「蟹側川」と呼ばれており、その名前の由来は諸説ありますが、一説によると、この川でカニ漁をするとカニの片側だけしか取れなかったことから名付けられたということです。

周囲の環境

蟹側の泉は、交野市倉治3丁目の住宅地内にあります。周囲には田畑や畑作物直売所などもあります。泉から流れ出る蟹側川は約1.5kmほどで淀川に合流します。
泉周辺は整備されており、採水施設やベンチなども設置されています。また、近くには「蟹側公園」という小さな公園もあります。

クチコミ

• 水は冷たくて美味しい。貝類やカニ類も多く見られる。
• 桶を持って行って採水する人もいる。末期の水という伝承も興味深い。
• 泉周辺は清潔感があって落ち着く。ベンチで休憩するのも良い。
• 泉から流れ出る川沿いには散歩道がある。淀川まで歩くこともできる。
• 泉の近くには畑作物直売所がある。新鮮な野菜や果物が安く買える。