大阪府三島郡島本町
「離宮の水」
名称 | 離宮の水 |
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よみがな | りきゅうのみず |
住所 | 大阪府三島郡島本町広瀬三丁目10番 水無瀬神宮内 →【地図とアクセス方法】 |
離宮の水は、大阪府三島郡島本町にある水無瀬神宮の境内にある水汲み場から汲むことができる名水です。
昭和60年に大阪府内で唯一、環境庁(現・環境省)選定の「全国名水百選」に選ばれました。
後鳥羽上皇によって造営された水無瀬離宮址にあるため、「離宮の水」と呼ばれており、かつては神饌(しんせん)に用いられる神聖な井戸水でしたが、茶道の歴史が始まるとともに茶の湯としても利用され、現在も書道や茶道、お酒の仕込み水等に利用されています。
水無瀬川の伏流水を原水としており、地下からくみ上げられていて甘くて美味しいと評判です。
水質
離宮の水は、1リットルあたり約87mgのミネラル分を含んでいます。
日本の名水の中では比較的硬度が高めですが、分類としては軟水にあたります。
水温は約16〜20℃と一年中飲用に適した温度です。
離宮の水保存会が定期的に水質検査や清掃活動を行っており、水質や水量を保っています。
歴史・伝承
離宮の水は、かつては神聖な井戸水として扱われていました。
平安時代には、後白河法皇がこの地に離宮を建てたという伝説があります。
その際にこの井戸を掘ったとされており、その名残で「離宮の水」と呼ばれるようになりました。
また、江戸時代には石川五右衛門がこの地で名刀を盗もうとした際に、手形を残したという逸話もあります。
周囲の環境
離宮の水は、天王山の麓にある水無瀬神宮の境内にあります。
神社は住宅街の中にありますが、鎮守の森に囲まれており、自然の恵みを感じることができます。
神社周辺は比較的自然も豊かであり、紅葉の名所やゴルフコースなども見られます。
また、近隣にはサントリー山崎蒸留所や交野天神社などの有名な観光地もあります。
クチコミ
- 離宮の水は甘くて美味しいです。一度飲んだら忘れられません。
- 離宮の水は連日朝から地元の人が多く訪れます。行列ができることもあります。
- 離宮の水はサントリー山崎蒸留所と同じ山の水だそうです。お酒の仕込み水としても使われているので、お酒好きにはたまりません。
- 離宮の水は水無瀬駅から向かう方がやや近いです。徒歩10分ほどで行けます。
- 離宮の水は石川五右衛門が手形を残したという逸話があります。手形は現在も見ることができます。
用語
神饌(しんせん):日本の神社や神棚に供える供物のこと。
地図とアクセス方法
アクセス方法
■車
名神高速道路大山崎ICから大阪方面へ約7分。
※駐車場の台数に限りがあるので、で公共交通機関利用を推奨。
■公共交通機関
阪急京都線の水無瀬駅や、JR東海道本線の島本駅、山崎駅から徒歩約15分。
Youtube動画
■ 【名水百選第4弾】大阪で唯一名水百選に選ばれた水無瀬神宮『離宮の水』編 ■ 日本名水百選 大阪の水 離宮の水 水無瀬神宮 ■ 水無瀬神宮 三島郡島本町 離宮の水 穴場 パワースポット 名所参考ページ
昭和の名水百選
地方自治体/公式サイト
Wikipedia
「離宮の水」近隣の湧水スポット
名称 | 住所 | 距離 |
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蟹側の泉 | 大阪府交野市.. | 10.6km |
※ 湧水のスポットはピンポイントの場所ではない場合もあるので、距離は参考程度の目安です。