大阪府八尾市
「水呑地蔵」
名称 | 水呑地蔵 |
---|---|
よみがな | みずのみじぞう |
住所 | 大阪府八尾市神立 →【地図とアクセス方法】 |
概要
水呑地蔵院(みずのみじぞういん)は、大阪府八尾市神立にある地蔵堂です。
一般には「水呑地蔵」という名で親しまれています。
小堂の中にある二つの壺から常時湧き出していて、空海(弘法大師)が旅人のために祈願して得たという伝説があります。
生駒山地の十三峠に近い場所にあり、本堂からは大阪平野の素晴らしい眺望が楽しめます。(夜景スポットでもあります)
また、本堂の南側には「弘法水」と呼ばれる湧水があり、飲料水や薬用水として多くの人々に利用されています。
約1200年の歴史を持つ水呑地蔵院は、自然と文化の調和した魅力的な湧水スポットです。
水質
水質は非常に良く、透明度が高く、冷たくてさわやかな味わいです。
硬度は約30mg/Lで軟水に分類されます。
また、pHは約7.5で中性です。無菌状態であり、重金属や有機物などの汚染物質も検出されていません。
弘法水は脚気や胃腸病などに効能があると言われており、現在でも多くの人がペットボトルやタンクなどに入れて持ち帰っています。
歴史・伝承
水呑地蔵院の歴史は古く、承和3年(836年)に僧壱演がこの地に地蔵菩薩を安置して堂宇を設けたという縁起があります。
現在の地蔵菩薩像は元禄7年(1694年)に造立されたもので、高さ約1.2mの石造りです。
この地蔵菩薩は「水呑地蔵」と呼ばれており、その由来にはいくつかの説があります。
説#1「地蔵菩薩が旅人に飲ませるために湧き出した水を口に含んでいる」
説#2「地蔵菩薩が飲んだ水が不思議な力を持つようになった」
周囲の環境
水呑地蔵院は山間部に位置しており、周囲は自然豊かな環境です。
春には桜やツツジが咲き誇り、夏には新緑が目を楽しませます。
秋には紅葉が美しく色づき、冬には雪景色が見られます。
四季折々の風情を感じることができます。
また、当地から峠にかけて、「大阪府民の森 みずのみ園地」が広がっており、遊歩道やキャンプ場などの施設が整備されています。ハイキングやピクニックなどのレジャーを楽しむことができます。
水呑地蔵院の周辺には、八尾市立歴史博物館や八尾市立美術館などの文化施設もあります。
クチコミ
- 展望台からの眺めが素晴らしい。大阪平野はもちろん、関空や淡路島まで見える。夜景も綺麗。
- 弘法水が美味しい。冷たくてさわやかで、飲みやすい。脚気や胃腸病に効くという話もある。
- 水呑地蔵が可愛らしい。地蔵菩薩が水を口に含んでいる姿が愛らしい。お参りするとご利益があると感じる。
- 登山道が整備されていて歩きやすい。途中にお地蔵さんがたくさんあって楽しい。駐車場もあるので車でも行ける。
- 桜やツツジなどの花がきれい。四季折々の自然を楽しめる。大阪府民の森 みずのみ園地も近くにあって便利。
地図とアクセス方法
アクセス方法
■車
- 国道170号(旧道)水越東交差点と楽音寺交差点の間の辻(メガネ屋がある)を東へ、車道を十三峠方面へ上がる。
- 駐車スペースあり。(注:オートバイ・原付は通行不可)
■公共交通機関
- 近鉄奈良線 枚岡駅から徒歩約30分、または近鉄バス 山本駅前~東花園駅前の太田川バス停から徒歩約30分。
- 神立茶屋辻から登山道を約30分~40分歩く。
- 最寄り駅:枚岡駅
- 最寄りバス停:太田川バス停
参考ページ
地方自治体/公式サイト
参考サイト
Wikipedia
「水呑地蔵」近隣の湧水スポット
名称 | 住所 | 距離 |
---|---|---|
鳴川谷涌水 | 大阪府東大阪市.. | 2.8km |
弘法の水 | 大阪府東大阪市.. | 4.1km |
興法寺湧水 | 大阪府東大阪市.. | 5.5km |
清浄泉 | 大阪府柏原市.. | 6.2km |
龍の口霊泉 | 大阪府東大阪市.. | 7km |
松尾寺霊泉 | 奈良県大和郡山市.. | 9.4km |
※ 湧水のスポットはピンポイントの場所ではない場合もあるので、距離は参考程度の目安です。