新潟県長岡市
「諏訪清水」

概要

新潟県長岡市小国町七日町にある諏訪清水は、小国の上栗集落にある諏訪神社の境内から湧き出る清水です。
「一口飲めば寿命が延びる」と伝えられており、いかめしい獅子が神聖な水を守っているようです。
この水は、中越地震の際にも近隣集落の生活用水として役立った経歴があります。
水の持ち帰り自由。
「越後長岡百景」に選ばれている。

水質

諏訪清水は、硬度が低く、無色透明でさわやかな味わいの水です。
pHは7.2で中性。ミネラル分は少なく、カルシウムやマグネシウムなどの主要成分も微量です。

• pH:水素イオン指数。水の酸性度やアルカリ度を表す指標。
• ミネラル分:水に溶け込んだ無機物質の総称。カルシウムやマグネシウムなどが含まれる。
• 硬度:水に溶け込んだカルシウムやマグネシウムなどの量を表す指標。硬度が高いと硬水、低いと軟水と呼ぶ。

歴史・伝承

諏訪清水は、江戸時代に建立された諏訪神社の手水舎として使われてきました。
諏訪神社は、保延2年(1742年)に江村勢内太夫清光が長野県諏訪神社の分霊を拝戴し、現上栗集落センター付近に奉祀して建立しました。
その後、慶安2年(1649年)に現在の地へ移転しました。
諏訪清水はその際参拝者の手水舍として建立されました。

諏訪清水には、「一口飲めば寿命が延びる」という言い伝えがあります。
この言い伝えは、江戸時代にこの地を治めていた牧野氏が、この水を飲んで長寿を保ったという逸話に由来すると言われています。
また、この地に住む人々もこの水を飲んで健康で長生きしたという話も伝わっています。

周囲の環境

諏訪清水は、山間部にある小国町の中心部から少し離れた場所にあります。
周囲は自然豊かで静かな雰囲気です。諏訪清水のすぐ近くには渋海川が流れており、川沿いには桜並木があります。
春には桜の花が咲き誇り、美しい景色を楽しむことができます。

近隣の観光スポット

• 小国町歴史民俗資料館:小国町の歴史や文化を紹介する博物館で、古い民家や農具などが展示されています。
• 小国町ふるさと体験館:小国町の伝統工芸や自然体験を楽しむことができる施設で、そば打ちや木工細工などの体験ができます。
• 小国町温泉郷:小国町に点在する温泉の総称で、湯治や日帰り入浴ができます。
• 小国町スキー場:冬になると雪に覆われる小国町のスキー場で、初心者から上級者まで楽しめます。

クチコミ

• 諏訪清水の水は、軟水でさわやかな味わいがします。お茶やコーヒーに使うと明らかに水道水で入れたものと味が違います。
• 水汲み場は、地域の人々が手入れをしているということで、とてもきれいに保たれています。水を汲むための容器やポンプも整備されています。
• 流れ出る水は、大きく口を開けた獅子の像から出ています。この獅子の像は、神聖な水を守っているようでなんかカッコイイ。
• 近くには渋海川が流れており、川沿いには桜並木があります。春になると桜の花が咲き誇り、美しい景色を楽しむことができます。桜と清水のコントラストが素晴らしいです。