大阪府河内長野市
「行者湧水」

Tags：#お茶 #コーヒー

概要

行者湧水は、大阪府河内長野市の金剛山の麓にある天然の湧水です。
水源は金剛山の地下水で、一日に約100トンもの水が湧き出しています。
この水は「行者の水」と呼ばれ、古くから神仏に供えられたり、病気や災難を除く霊水として信仰されたりしてきました。

現在は「行者湧水直売所」という施設で汲み取りができます。
料金は無料ではなく、500円で汲み放題です。
入れ物を持ってない場合は、ポリバケツを850円で販売しています。

直売所では採れたての野菜や卵、漬物や味噌などの農産物加工品も販売されています。
また、この行者湧水を使ってハンドドリップでいれたコーヒーは大変好評で、お菓子付きで1杯180円とお得です!

【行者湧水直売所の営業時間】
毎週　日、月、水、木、土(火、金は無人販売のみ・年末年始及びお盆は休業)午前9時00分～午後4時00分

水質

行者湧水は、金剛山の自然に恵まれた清らかな水で、飲みやすくて美味しいと評判です。

硬度は約30mg/Lで、非常に低い軟水です。
軟水は硬水に比べてカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が少ないため、お茶やコーヒーなどの飲み物に使うと味が引き立ちます。
また、軟水は洗濯や料理にも適しており、衣類や食器に白いカスが付きにくいです。
行者湧水は無菌処理されていない自然の水なので、持ち帰ったら早めに飲むか冷蔵庫で保存することが推奨されます。

歴史・伝承

行者湧水には、古くから伝わる歴史や伝承があります。
その一つが、「行者」という名前の由来です。
この地には平安時代に空海(弘法大師)が修行したという伝説があります。
空海は金剛山で苦しい修行をしていましたが、ある日、この湧水を見つけて飲んだところ、体力が回復しました。
空海はこの水に感謝し、神仏に供えるようにしました。それ以来、この水は「行者(修行者)の水」と呼ばれるようになったと言われています。

もう一つの伝承は、「石見川」という地名の由来です。
この地には昔、石見国(現在の島根県東部)から移住した人々が住んでいました。
彼らは石見国の故郷を懐かしみ、この湧水を「石見川」と名付けました。その後、この地域全体が「石見川」と呼ばれるようになりました。

周囲の環境

行者湧水は、金剛山の麓にある小高い丘の上にあります。周囲は自然豊かで、木々や花々が美しく咲いています。特に春には桜やツツジが見事です。また、近くには金剛山登山口や金剛寺などの観光スポットもあります。金剛山は標高1125mの山で、登山やハイキングに人気です。金剛寺は空海が開いたとされる真言宗の寺院で、国宝の五重塔や重要文化財の本堂などがあります。行者湧水は、自然や歴史に触れることができる魅力的な場所です。

クチコミ

• 湧水はとても美味しくて飲みやすいです。汲み取り料金も安くてありがたいです。直売所の野菜や卵も新鮮でお得です。
• 湧水は冷たくてさわやかです。持ち帰る容器は自分で用意する必要があります。直売所では水以外にも色々な商品が売られていますが、品揃えは日によって違います。
• 湧水は清潔感があります。汲み取り場は屋根付きで雨でも大丈夫です。直売所の野菜は安くて美味しいですが、人気があるので早めに行かないと売り切れてしまいます。
• 湧水は軟水でお茶やコーヒーに合います。汲み取り場は広くて混雑していません。直売所の卵は濃厚でおすすめです。
• 湧水は甘みがあって美味しいです。汲み取り場は清掃されていて衛生的です。直売所の漬物や味噌は手作りで味が良いです。