岡山県真庭市
「塩釜の冷泉」

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塩釜の冷泉とは

塩釜の冷泉とは、岡山県真庭市蒜山下福田塩釜にある名水百選の一つです。
蒜山三座の真中、中蒜山(1,122m)の裾の谷間からこんこんと湧き出る天然水で、湧水は東西12m、南北5mのひょうたん池を形成しています。
最深部は1.9mで、湧水量は毎秒300リットル、水温は年中11℃前後と冷たいことからも冷泉と呼ばれています。

地元塩釜奉賛会が中心となって管理し、今も変わらず地域の約600世帯の生活用水として使用されています。
また、この源泉を使って釣り堀場やキャンプ場などが営業しており、四季を通して楽しめる観光スポットにもなっています。

1985年に日本名水百選に選定されました。

塩釜の冷泉の水質

塩釜の冷泉の詳細なミネラル含有量は公表されていませんが、珪酸が34%含まれていることが分かっています。
硬度は平均14mg/Lの軟水であり、採水地からは毎秒約300Lの水が湧き出ています。
1日に換算すると、湧出量は約2万6,000㎥にもなります。

• pH : 7.0
• 硬度 : 14mg/L
• 噴水量 : 300L/秒
• 水温 : 11℃

塩釜の冷泉の周辺の環境

塩釜の冷泉は、大山隠岐国立公園の指定地域にあり、周辺は自然豊かな環境です。
池の水は澄み切っており、周辺の緑を映して美しい風景を作り出しています。
池にはイワナやニジマスなどの魚が泳いでおり、時々カモやカルガモなどの水鳥も訪れます。

池の周りには木陰が多く、夏でも涼しく過ごせます。
また、冬には雪景色が美しく、スキーやスノーシューなどのウィンタースポーツも楽しめます。
四季折々に違った表情を見せる塩釜の冷泉は、まさに自然の恵みを感じられる場所です。

塩釜の冷泉のクチコミ

• 「澄み渡る湧水」(40代女性):以前から気になっていた場所で、蒜山方面足を運んだ際訪問しました。日本名水100選さにも選出されているようです。水は本当に澄んでいて、見ているだけで何だか落ち着きます。コロナウィルスの影響で観光客もほとんどいなかったので、ゆっくりと見ることが出来ました。
• 「くれぐれも源泉では水を汲まないようにしましょう」(50代男性):水を汲んで帰る場所は別にあります。汲み場は中蒜山への登山口にありますが、割と頻繁に枯れます。この源泉は車を停めてから少し歩いた先にあります。夏でも木陰になっていて涼しい場所です。
• 「四季を通じて楽しめる名泉」(60代男性):岡山県一級河川の旭川の源泉。蒜山三山の麓にあって日本名泉100選にも選ばれた豊富な湧水が見られ、飲め、持ち帰る事もできる蒜山の観光スポットの一つです。近くにはこの源泉を使って釣り堀場、キャンプ場、冬には簡単なスキーまで楽しめる四季を通して楽しめる場所です。
• 「雨の日が良かった」(50代男性):いつもは登山の帰りに水を汲みに行くのですが、今回は雨の日に雨の蒜山観光をしました。塩釜の冷泉は雨の日でも水が澄んでいて、池の水面に雨粒が跳ねる様子がとても綺麗でした。水汲み場も空いていて、ゆっくりと水を汲むことができました。雨の日でも楽しめる場所だと思います。
• 「冬の塩釜の冷泉」(30代女性):冬に訪れました。池は凍っていませんでしたが、周りは雪に覆われていて、白と青のコントラストが美しかったです。水は冷たかったですが、飲んでみると甘くておいしかったです。近くにあるスキー場で遊んだ後に寄りましたが、暖かい飲み物を持って行くと良いと思います。
• 「キャンプ場で楽しむ」(20代男性):友達とキャンプ場で一泊しました。キャンプ場は源泉から少し離れたところにありますが、源泉から引かれた水道水が使えます。テントサイトは広くて芝生がきれいでした。夜は星空が綺麗でした。源泉から流れ出る川沿いに散歩したり、釣り堀場で魚を釣ったりしました。釣った魚はその場で焼いて食べられます。源泉の水を使ってコーヒーは格別でした。

塩釜の冷泉周辺の観光スポット

• ひるぜん塩釜キャンピングヴィレッジ : ひるぜん塩釜キャンピングヴィレッジは、岡山県真庭市蒜山にあるアウトドアリゾート施設。塩釜の冷泉の水を使ったグランピングやキャンプ、アスレチックやレンタサイクルなどのアクティビティが楽しめます。

• 蒜山塩釜養魚センター : 釣り堀施設。日本名水百選に選ばれた塩釜の冷泉の水で育てられたニジマスやカワメ、イワナなどの川魚を釣って楽しむことができます。釣った魚はその場で炭火で焼いて食べることもできますし、持ち帰ることもできます。夏場には魚のつかみ取りもおすすめです。

• 中蒜山オートキャンプ場 : 緑いっぱいのオートキャンプ場。芝生のサイトが広くて開放的で、車やバイクも乗り入れ可能です。トイレと炊事場がありますが、シャワーやお風呂はありませんが近くに温泉施設があります。料金は普通車1台1800円、キャンピングカー2300円、トレーラー2800円、オートバイ800円。(車で約3分)

• 蒜山高原 : 高原地帯。標高1,000m以上の広大な牧草地や森林が広がり、新鮮な空気や美しい景色を楽しめます。ジャージー牛やヤギなどの動物と触れ合ったり、チーズやヨーグルトなどの乳製品を味わったりすることができます。また、パラグライダーやグライダーなどの空中散歩も体験することができます。(車で約15分)

• 道の駅 蒜山高原:蒜山高原の中心に位置し、ホテル蒜山ヒルズに隣接している道の駅。売店では地域の特産品やお土産、ソフトクリームなどが販売されています。レンタサイクルや情報ターミナルもあります。(車で約5分)

• 中蒜山 : 蒜山三座(東蒜山・中蒜山・西蒜山)の中央に位置し、標高1,122mの山。登山道は整備されており初心者でも登りやすいです。山頂からは、蒜山高原や大山、日本海などの絶景が見ることができます。(車で約10分)

• 蒜山ジャージーランド : 牧場。ジャージー牛やヤギ、ヒツジなどの動物と触れ合ったり、乳しぼりやバター作りなどの体験ができます。また、牧場内にはレストランやカフェ、売店などがあり、ジャージー牛のミルクを使ったソフトクリームやチーズケーキなどのスイーツが人気です。(車で約7分)