新潟県南魚沼市
「金剛霊泉」

Tags：#お茶 #コーヒー

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概要

金剛霊泉は、新潟県南魚沼市大崎地内にある越後三山の御神水として有名な湧水スポットです。
越後三山の一つである八海山の中腹から岩盤を通して湧き出ており、年間を通して湧水量や温度に変化がありません。
この水は、古くから山岳信仰の霊場として知られる八海山へ登る修験者や登山者にとって、喉の渇きを潤し活力を与える「命の水」として尊ばれてきました。
現在は、八海山の麓にある八海山尊神社の境内に引かれており、誰でもその恵みを受けることができます。
小さな屋根付きの手水舎から二本の管が伸びており、そこから水が流れ出しています。
水は自由に汲んだり飲んだりすることができますが、マナーを守って清潔に利用しましょう。

手水舎の近くにはトイレもあります。

「新潟県の名水」にも指定されていて、その透明度や味わいは抜群です。

水質

• pH : 7.2
• 総硬度 : 16.0mg/L

金剛霊泉は中性で軟水の水質です。ミネラル分は少なくさっぱりとした口当たりで飲みやすいです。
日本茶やコーヒーなどの飲み物や料理にも適しています。

歴史・伝承

金剛霊泉は、八海山と密接な関係があります。
八海山は、越後三山(八海山・月岳・巻機山)の表口にあたる主峰で、標高1,778メートルです。
この山は、古くから国峰修験道場として名高く、平安時代から多くの修験者が訪れてきました。
また、毘沙門天を祀る八海神社(現在の八海山尊神社)が建立されたことで、庶民の信仰も集めるようになりました。
現在でも夏季には全国から講中登山客が訪れる信仰の霊山となっています。

金剛霊泉は、八海山へ登る途中にある湧水で、修験者や登山者にとって貴重な水源でした。
この水は、八海山の神秘的な力が宿るとされ、喉の渇きを潤すだけでなく、病気や災難を除くとも信じられてきました。
また、この水を飲むと長寿になるという伝承もあります。
金剛霊泉の名前は、仏教用語で「不動・不壊・不変」を意味する「金剛」に由来し、この水の安定した湧水量や温度を表しています。
また、「金剛」は、修験道の神秘的な力や真理を象徴する言葉でもあります。

周囲の環境

金剛霊泉は、八海山の中腹から岩盤を通して湧き出ていますが、現在は八海山の麓にある八海山尊神社の境内に引かれています。
八海山尊神社は、平安時代に建立された八海神社の後継で、毘沙門天を主祭神としています。
境内には、本殿や拝殿のほかに、国指定重要文化財の三重塔や県指定有形文化財の鐘楼門などがあります。
毎年8月16日には「八海山大祭」が行われ、夜間登拝や花火大会などが開催されます。

周囲の観光スポットなどの有名な場所

• 大崎ダム : ダム湖は自然に囲まれた美しい景色を見せてくれます。春には桜が咲き、秋には紅葉が楽しめます。ダム湖畔にはキャンプ場もあります。(車で約5分)
• 大崎院 : 木喰上人という伝説的な僧侶が彫ったとされる仏像が多数安置されています。木喰上人は、木を食べて生きたという逸話からその名がついたと言われています。(車で約10分)
• 中島家 : 見学可能な古民家。ここにも木喰上人が彫ったとされる仏像があります。特に有名なのは、「一切経」と呼ばれる仏像で、一切経の文字が刻まれた木片を体に埋め込んだという珍しいものです。(車で約15分)
• 八海山スキー場 : 八海山の南斜面に広がるゲレンデは、初級者から上級者まで楽しめます。雪質は粉雪で滑りやすく景色も最高です。夏季には高原散策やパラグライダーなどのアクティビティも楽しめます。(車で約20分)
• 八海山温泉 : 八海山のふもとに湧く源泉は、無色透明でやわらかい肌触りのアルカリ性単純泉です。疲労回復や美肌効果が期待できます。温泉街には、旅館や民宿が並びます。(車で約20分)

クチコミ

• 男性(40代) : 八海山登山の前後に金剛霊泉で水を汲んだり飲んだりしました。水は冷たくておいしくて体がすっきりしました。手水舎は清潔でしたがペットボトルなどを持って行かないと汲めません。
• 女性(30代) : 八海山尊神社に参拝した際に金剛霊泉を見つけました。水は透明で無臭。さらっとしていて後味が良かったです。神社の境内にあるので気軽に立ち寄れると思います。
• 男性(20代) : 大崎ダムでキャンプをした時に金剛霊泉に寄りました。水は冷たくて爽やか。水筒に入れて持ち帰りました。
• 女性(50代) : 八海山温泉に宿泊した時に金剛霊泉に行きました。
• 男性(60代) : 八海山スキー場でスキーを楽しんだ後に金剛霊泉に立ち寄りました。スキーで疲れた体に元気を与えてくれました。